タイでカーライフをスタートされている方、これからスタートされる方向けに「車を購入された際に必ず、把握しておくべき事」をまとめたいと思います。
筆者は、これまでタイで中古車売買のサポートを事業として7年ほど行っており、ご納車前にお客様にご説明させて頂く内容も含まれておりますので、参考としてお読み頂けますと幸いです。
またこちらの内容はオートバイを所有される際にも応用できることが多数あるため、お読み頂き、お役に立てれば幸いです。
Contents
自動車税、自賠責(絶対)保険の満期
タイは日本とは違い、毎年4月1日時点での所有者の方のご自宅に県や市から自動的に自動車税の支払い通知が郵送で送られてくる、などの仕組みはありませんので自己管理が必要となります。
自動車税について
タイは自動車税の支払いをされている車か一目でわかるようにフロントガラスに自動車税支払い済みのステッカーを貼るルールがあります。
こちらに記載されている日付が”自動車税の支払い期日となります”
出来れば、車両を購入される際やご納車時に、ご自身の車はいつまで自動車税が納付すみなのかを確認し、長期で納税が遅延することがないようにメモなどを取っておきGoogleカレンダーなどで管理されることをお勧めいたします。
納税が遅れてしまうと遅延金などが発生しますのでご注意ください。
自動車税ステッカーには仏暦で年式が表記されております。
仏暦2653年 = 西暦2020年
仏暦2654年 = 西暦2021年
仏暦2655年 = 西暦2022年
もし仮に、現在2021年ですが、
自動車税ステッカーに “2653”と表記がある場合は
2020年となりますので”自動車税の納付期限が切れ”となります。
詳しくは、自動車税の支払い方法については以下のブログを参照ください。
自賠責保険について
こちらも日本では車検毎に加入される仕組みとなっている日本とは違い、車両の所有者の方が自己管理で加入する流れとなりますので、確認の上、加入忘れのないようにお願い致します。普通車の場合は645THB(タイバーツ)で加入することができます。
自賠責(絶対)保険はタイ語で” พ.ร.บ. ポーローボー “と言います。
保険会社さんに問い合わせを行い加入できますが、タイの車検場でも購入することが出来、その場で証券を発行して貰うことができます。
先ほどと、同じブログリンクですが、こちらに自賠責保険の加入についても記載しておりますのでご参照下さい。
任意保険の満期
日本同様にタイでも、自賠責保険に加えて任意保険の加入が一般的となっています。多数の日系保険会社さんがタイに進出されて長く、全保険会社さん40社ほどありますが、自賠責保険のみですと、もしもの際に備えてご加入される方がほとんどです。納車前に任意保険加入については販売店とお打ち合わせ下さい。
加えて今回、お伝えさせて頂きたいのが、中古車の場合、任意保険を前のオーナーさんが加入されているものを、引き継ぐケースがよく見られます。
また、自動車税、自賠責保険、任意保険の満期がそれぞれ異なる場合も発生するため、それぞれの満期をご自身で把握する必要があります。ご注意ください。
任意保険の事故専用ダイヤル
もしも運転中に事故を起こしてしまった時を想定し、保険会社の事故専用ダイヤルをご自身の携帯電話に登録しておくことをおすすめ致します。
事故専用ダイヤルは保険証券にも記載されていますが、事故を起こしてしまった直後は気が動転してしまったり冷静にいられない可能性がありますので、念のためご自身の携帯電話の電話帳などにに保存された方が良いと思います。
その際に、保険証券番号もすぐにわかるように登録をされることも合わせておすすめします。
オイル交換が実施可能な店舗情報
車を購入した後に、オイル交換を実施する店舗を把握されることをお勧め致します。タイの場合はロードサイドに”B-Quick”や”a.c.t”や”Cockpit”など複数のオイル交換やタイヤ交換をすぐに行うことが出来る店舗がありますので、ご自身の生活動線上に該当するショップがあるかどうかを把握しておくことをおすすめします。
急なトラブル対応に備えレッカー会社
タイで車を運転されている方には、万が一の外出先での修理トラブル、自宅以外の場所でのバッテリー上がりなど、緊急時に際に備えて頂きたいと思います。タイには数多くのレッカー会社がありますが、ご自身でレッカーを手配するのは非常に難易度が高いと思います。
タイ在住の日本人としては有難い存在である、タイで唯一の日系ロードサイドサービス会社 MARUYAMA CO.,LTDの責任者の高井さんををこちらでご紹介させて頂きたいと思います。
同社のコールセンター電話番号:089-922-7777
※日本語対応は平日 8:00 – 17:00 まで
上記以外の緊急時の対応可否は高井さんの電話番号にお問い合わせ下さい。
日本人駐在スタッフ(高井さん)
直通電話番号:095-760-5388
タイでご自身で運転される方の場合は特に、高井さんのお電話番号をご登録されることをおすすめ致します。
給油するガソリンの種類を把握
タイでの車の燃料となるガソリンの種類、軽油の種類ともにそれぞれ数種類があります。ご自身のお乗りの車はなんの種類のガソリンを入れるべきかを事前に確認しておきましょう。簡単な確認方法は、タイで生産されている車の場合は給油口を開けたところに対応しているガソリン(軽油)の種類が記載されています。
簡単に解説させて頂くと、
日本のレギュラーガソリンに相当するのが”91”
日本のハイオクガソリンに相当するのが”95”
それに加えて”ディーゼル(軽油)”があります。
※タイの場合はエタノールを混ぜて提供されている。
日本ではあまり馴染みのない、
“E20″や”E85″などエタノールを多く混合された
ガソリンを給油する方も多く、基本的に給油口に記載されている
銘柄のガソリンを把握しておき、ガソリンスタンドのスタッフの方に
お伝えください。
大きな修理が発生した場合の連絡先
先述させて頂いた、ロードサイドのガレージの場合、オイル交換やタイヤ交換など消耗品の交換メンテに特化している店舗も珍しくなく、「エンジンの調子が悪い」「大きな異音が発生している」「メーター内に赤い警告ランプが点灯している」などの大掛かりな修理には対応できない店舗が多い。
新車で購入された場合は新車ディーラーは整備部門も建物内に併設されているので相談可能だが、中古車購入をされた場合などは購入後の修理はご自身で行う必要がある場合もある。その場合は、ご自身が所有されているメーカーのディーラーの場所を把握しておくことも重要だが、ディーラーの場合、高額修理となる場合が多いため、こちらのブログの筆者である”クルマ車相談窓口”にご相談頂ければガレージのご紹介などアドバイスをさせて頂きます。
クルマ相談窓口 代表佐藤 直通電話番号 : 095-826-0480
中古車購入時の納車時までに把握しておくべきこと
最終のオイル交換日,交換時走行距離
中古車購入の場合、前オーナーさんが売却直前にエンジンオイル交換を行ってから、売却をされることは稀で、そういったケースはほとんどありません。中古車店も納車前にオイル交換を実施されていなかった場合は、最終のオイル交換日、交換時の走行距離を把握しておく方が良いです。もしも不明な場合は、先述させて頂いたロードサイドのショップなどでエンジンオイルの状態を見てもらい交換、あるいは交換時期の情報を取得されるのが良いです。
タイヤの製造年月日
タイヤの交換時期の目安は交換後、4年程と言われています。こちらもオイル交換同様に、前オーナーが売却直前でタイヤ交換が行うことが稀なので、納車前にタイヤの状態は確認は必ず行って下さい。タイは平均走行距離が日本と比べて2倍と言われていますので、その分タイヤの磨耗も早いことは言うまでもなく、インターネットで検索を行えばタイヤ交換をご自身で判断する方法に関する情報はたくさん出てきますので、タイヤの状況を把握されると良いかと思います。
タイには日本ブランドのタイヤ(ブリジストン、ヨコハマ、ダンロップなど)が数多く販売されていますので、先述させて頂いたショップで交換を行うことが可能です。
最後に
最後までお読み頂きありがとうございました。タイに長年お住いの方はお詳しい方もいらっしゃるとは思いますが、日本で車屋として活動していた私でさえ、最初は日本と勝手が違い、わからないことだらけでした。タイに来られたばかりの方は、どうすれば良いか分からないことが発生してしまうと思いますので、こちらの記事がお読み頂いた方のお役にたてれば幸いです。
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クルマ相談窓口WebCM 制作企業様 DAYZERO BANGKOK CO., LTD.
クルマ相談窓口の佐藤のTwitterの再生回数が22万回を突破し
タイ人の方にも大きな反響を頂きました。
【タイの経済情報誌 ArayZ】
私たちの行っております中古車売却サポートに関するサービス内容をまとめて頂きました。
クルマ相談窓口チャンネル【公式】Youtube
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