タイで中古車を買うときに気を付けるポイント Q&A

タイで中古車を購入する際、タイならではの多くの注意点があります。これらをしっかりと理解し、注意深く確認することで、購入時のトラブルを回避することができます。以下に、タイで中古車を買う際の注意点をQ&A方式で紹介します。

Q1: 中古車を購入する前に何を確認すべきですか?

A1: 事前のリサーチが重要です。

市場調査:

購入を検討している車種の市場価格インターネットの中古車掲載サイト等で事前に調べることが重要です。タイの中古車検索サイトでは ” One2Car ” や “Kaidee.com “などの中古車サイトが存在しています。事前にこちらのサイト等でモデルや年式や走行距離(走行距離メーターは表示されていない車両も存在)などで絞り価格感を把握・確認することにより、不当に高い価格を支払うリスクを減らすことができます。

信頼できるディーラーの選択:

Google Mapの評価やレビューなどでディーラーの評判を確認することも購入後のリスクを抑えることができます。比較的大規模な中古車販売店などでは担当者が事故歴や走行距離改ざん歴、水没歴があるのかを把握していない店舗も存在するので出来るだけ役職の高いスタッフと商談することをおすすめします。
中古車の場合は、店舗の評価も判断基準となりますが、最終的には購入車両の車両状態の良し悪しが一番大切な要素となりますので最終的に購入を決断するにはその他の要素も大切になりますので後述します。

車両履歴の確認:

購入候補の店舗に事故歴、修理歴、オーナー歴(何人の方が今まで所有してきたか),メンテナンス履歴などを確認することをおすすめします。こちらは詳しい方が身の回りにいらっしゃる場合はアドバイスを求めることをおすすめします。

Q2: 試乗の際にチェックすべきポイントは何ですか?

A2: 試乗は中古車購入の重要なステップです。

エンジンやトランスミッションの状態:

エンジンを始動した際やギアチェンジした際の”音”や”挙動”や”振動”を確認します。スムーズに始動しない場合や異常な音がする場合は注意が必要です。アイドリング時のエンジンの安定性,ギアチェンジした際のショックの有無を確認します。

走行性能:

異なる速度での走行テストを行い、加速やブレーキの反応を確認します。ステアリングの操作性やハンドリングも重要です。そもそも試乗を拒む店舗さんには注意が必要で購入の見送りをされることをおすすめします。

ブレーキとサスペンション:

ブレーキの効き具合やペダルの感触を確認します。ブレーキペダルが柔らかす気ないか、ブレーキペダルを踏み込んだ際に異音がしていないかを確認します。路面の凹凸を通過する際のサスペンションの動作も確認します。オーディオなど車内の音をオフにした状態で異音や過度な揺れがないかチェックされることをおすすめします。

Q3: 書類関係で注意すべきことは何ですか?

A3: 正確な書類確認は法的トラブルを避けるために不可欠です。

登録証明書 (Blue Book):

車の所有権を証明する「Blue Book」を確認します。所有者の名前や住所、車の詳細情報が正しいかをチェックします。Blue Book の18ページを確認することにより、過去にエンジンを載せ替えていないか、LPG(ガス)を搭載した履歴はないか、などを確認することが出来ます。

エンジンの載せ替え履歴やLPG(ガス)の搭載履歴は車両の価値を下げる要素となるので注意が必要です。

その他に、名義変更の手続きが正確に行われているか、何回行われているかも4ページから14ページで確認することが出来ます。

納税証明書:

車が適切に納税されていることを確認するための書類です。未納税の車両は購入後にトラブルを避けるために、フロントガラスに貼られているステッカーやBlue Bookの16ページ,17ページにて確認することが出来ます。その上で次回の自動車税の納税のタイミングを担当者に確認することをお勧めします。
また購入前にBlue Bookの原本を確認できない場合は購入を見送るのも一つの選択肢です。

保険証書:

任意保険や自賠責保険(TPL:タイでの呼称「ボロボー)の有無を確認します。特に自賠責保険(TPL:タイでの呼称「ボロボー)の加入は法律で義務付けられているので事前に必須確認事項となります。
自賠責保険のみでは大きい事故の際にはカバーが限定的なので合わせて任意保険の加入を行うことをお勧めします。

Q4: 購入後のメンテナンスについてのアドバイスはありますか?

A4: 購入後も車のメンテナンスを怠らないことが重要です。

定期点検の実施:

中古車購入時には、できれば早期に点検を行い、エンジンオイルやフィルター、ブレーキパッドなどの消耗品の状態を確認することをおすすめします。購入時に確認できればベストですが自動車の消耗品は多くありますので、特に高年式の車両以外は早めに点検を行うことをおすすめします

信頼できるメカニックの選定:

信頼できる整備工場やメカニックを見つけておくことが重要です。ディーラーやB-Quick や Cockpit などの大手整備ガレージに持ち込むことも一つの選択肢ですが、現地のご友人や同僚の推薦を求めるのも良いかと考えます。
ローカルの比較的小規模ガレージさんでメンテ修理を行う場合、価格も抑えられてスピーディーに対応して頂けるショップも点在しています。

部品交換の記録:

部品交換や修理の記録を保管することをおすすめします。これにより、次回のメンテナンスや自信の車の売却時にも売却先にこれまでのメンテナンス状況を説明できる資料として役立ちます。

Q5: 購入時の価格交渉のポイントは?

A5: 価格交渉は購入時の重要なステップです。

事前の調査と交渉のタイミング:

前述した通り、Webサイト等で事前に同じ車種の市場価格を把握しておくことで、適正価格を見極めやすくなります。販売店の価格決定の決済者(オーナーやマネージャーなど)と購入を前提として話が出来ると、交渉が有利に進むことが多いです。価格の交渉だけでなく、名義変更の費用や車両引き取りの日程や任意保険や自賠責保険の有無などを確認することも重要です。

Q6: 法的な手続きについて何を知っておくべきですか?

A6: 法的手続きも怠らないように注意が必要です。

名義変更と保険の更新:

購入後速やかに名義変更を行うことが重要です。タイでは車の名義変更は陸運局(Department of Land Transport)で行います。

必要な書類を事前に確認し、正しく準備しておきます。車両保険の名義変更や新規加入を迅速に行います。特に自賠責保険(TPL)は法律で義務付けられているため、忘れずに手続きします。

Q7: 外国人として中古車を購入する際の特別な注意点は?

A7: 外国人が中古車を購入する際にはいくつかの特別な注意点があります。

名義登録に必要な長期ビザや住居証明書の確認:

自動車購入には長期滞在ビザが必要です。観光ビザでは車の購入が難しいです。長期ビザを持っている場合でも、ビザの有効期限が名義変更実施日よりも十分に残っていることを確認してください。また車両購入に必要な書類をこちらの記事にまとめていますのでさらに詳しい情報が必要な方はこちらをお読みください。

現地の運転免許証:

タイで車を運転するには、現地の運転免許証が必要です。国際運転免許証でも一時的には運転可能ですが、長期的にはタイの免許証が求められます。

こちら記事では⇩
日本の免許証をお持ちの方向けに、タイ現地で運転免許証を取得する流れをまとめていますので、必要のある方はお読みください。

言語の壁:

車の取引に関する書類や契約書はタイ語で書かれていることが多いため、信頼できる通訳の方や車両取引に慣れている方、またそれでも心配という方は弁護士を同行することをおすすめします。

まとめ

こちらまで最後までお読み頂き、ありがとうございました。

タイで中古車を購入する際には、事前のリサーチ、試乗、書類の確認、価格交渉、法的手続き、そして購入後のメンテナンスが重要です。また、外国人として購入する際には、特別な注意点を理解し、適切に対応することが求められます。これらのポイントを押さえて、安心して中古車を購入し、快適なカーライフをお楽しみ頂けると嬉しいです。

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