タイで旅行をドライブで楽しむ!車の売買やレンタカーのこと【まとめ記事】

タイ・バンコクでは旅行やゴルフなどのレジャーにクルマがあると格段に行動範囲が広くなり、1日に訪れることが出来る場所も増え自由度が一気に高まります。

バンコク在住の方ならパタヤやホワヒンといった海リゾート、カンチャナブリーやカオヤイといった山リゾートなどもぐっと近くなり友達や家族で一緒の車で行くとプライベート空間でゆっくり大切な方との時間を過ごすことが出来ます。また運転手の方も、タイの立地や道路事情をより深く知ることができ、よりタイ通になり会話のネタも大きく広がり知人の方とも、「タイの運転あるある」や「タイの道路事情あるある」などを楽しくおしゃべりすることが出来るでしょう。

ご自身で車を所有し乗られている方や、会社から支給された車を週末は自由に使える方、スポットでレンタカーを借りられている方など色々な方がいらっしゃると思います。

こちらの記事では、タイで車を運転されている方、これから運転される予定の方向けに情報の”まとめ”が出来ればと思います。

運転免許証について

まずタイ国内でクルマを運転する際に、免許証を取得し持つ必要があります。
タイで運転を行うのに必要な免許証の種類は2つあります。

・国際免許証(日本で取得後1年間有効)
・タイの運転免許証

いずれかの免許証を持っておく必要があります。
国際運転免許証を持たれていて運転されている方も一定数いらっしゃいますが、タイの運転免許証を取得されることをおすすめします。理由は以下の通り。

・タイ国内での身分証明書の代わりになる
・タイ国内のレジャー施設でタイ人料金で利用できる施設が増える
・有効期限が所得時に2年間、更新時に5年間と更新が少ない

などタイの運転免許証を取得すると運転ができる以外のベネフィットが何かと発生してきます。タイの運転免許証を取得するには3ヶ月以上の滞在許可のあるVISA(観光ビザ以外の就労ビザ、学生ビザ、タイランドエリートビザなど)をお持ちの方で、タイの住所が証明できる書類(日本大使館発行の在留届出済証明書、ワークパミットに住所の記載がある)があれば、タイの陸運局で取得することが出来ます。

国際免許証があればタイの運転免許証への切り替えが可能で、もしも国際免許証を取得されていない方でも、日本の運転免許証をお持ちの方でしたら、日本大使館で”運転免許証英文翻訳”を取得すればタイの運転免許証に切り替えが可能です。

まずはタイで運転が出来る状態となるにはいずれかの免許証が必要となりますので、↓こちら免許取得の解説記事となりますのでご覧ください。実際の陸運局の様子などがわかる動画解説もご覧頂けます。

運転免許証の取得について動画でも流れをお伝えしています↓

タイでクルマを運転する前に

タイで運転を行う前に、知っておいた方が良いことをまとめます。

・ナビゲーションはGoogle Mapがおすすめ
・任意保険の事故専用ダイヤルは把握しておく
・ガソリンの種類を把握しておく
・N(ニュートラル)パーキングのやり方を把握しておく

・ナビはGoogle Mapがおすすめ

タイはナビゲーションのソフト技術が日本ほど進んでいません。ガーミンなどのナビゲーションを購入される方がいらっしゃいますが、現状Google Mapの道路のリアルタイムの状況を知れる方法はありません。言語も日本語対応しておりGoogle Mapにはナビゲーション機能がありますので、車の運転前に操作方法を覚えておくと良いでしょう。

・任意保険の事故専用ダイヤルは把握しておく

運転予定の車の保険はどのような保険に入っているか、もしもの事故の際にはどこに電話を掛ければ良いかを把握しておきましょう。タイの自動車保険会社さんは必ず事故専用ダイヤルが用意されていますので、運転する前に電話番号を把握しておきましょう。専用ダイヤルのオペレーターは基本、タイ語と英語での対応となります。(2020.9.12現在、日本語対応可能な保険会社さんはMSIG “三井住友”さんのみ)

・ガソリンの種類を把握しておく

日本では基本的には「レギュラー」「ハイオク」「軽油(ディーゼル)」の3種類のガソリンが主流ですが、タイの場合の表記は「91」「95」「ディーゼル」など日本とは異なる表記となっています。
厳密に言うと違いますが、基本的には

91 = レギュラー
95 = ハイオク

であるという認識でOKだと思います。タイのコンパクトカーや小型セダンは「91」のガソリンが主流で、大型セダンなどは「95」となります。
運転される車のガソリンの給油口を開けると、ほとんどの車がなんのガソリンを入れるのかがシールで表記されていることが多いので運転前に確認を行ってください。

・N(ニュートラル)パーキングのやり方を把握しておく

タイに住んでいる方からしたら普通なのですが、バンコク市内の空港やスーパーマーケットでは、車の進行方向にまた車を止めるような光景がよく見られます。初めて見た方には理解するのが難しいのですが、車を駐車する際に、車のギアを「P(パーキング)」ではなく「N(ニュートラル)」にしてサイドブレーキを解除したまま駐車するやり方をタイ人の方は日常的に行なっています。

これは渋滞大国と言われるタイでは日常なのですが、駐車場がいっぱいになるとこのやり方で駐車を行いドライバーがその場にいなくても、係員や他の車のドライバーが駐車場のクルマを押して出したい車のスペースを確保しながら駐車場を回していくやり方がありますので知っておくとびっくりせずに済みます。

バンコクからおすすめのドライブスポット一例

筆者はタイ在住6年となりますが、車のある生活を送っています。最近はパタヤのラン島に行くことが多く、ほとんどが日帰りで行っています。バンコク市内のプロンポンエリアに住んでいますが、自宅の駐車場からパタヤまで2時間ほどで到着できますので、十分日帰りで行って帰ってくることが出来ます。
東京や大阪と違い、都市部から透明度の高い海がこんな近くにあるのはタイならではの経験だと思います。パタヤ以外のエリアでも日帰りで楽しめる環境がたくさんあります。

ラン島の写真

パタヤからラン島のフェリーの中から大きい虹が見えました!


今回はバンコクから日帰りでいけるドライブ観光スポットをご紹介します。今回お伝えしたいポイントはクルマで行くからこその醍醐味として、周辺のおすすめの観光スポットをいくつか回りながらツアーを申し込むよりも自由度が高く、コストパフォーマンスも良い、といったような場所です。

ナコンパトム県

レッドロータス水上マーケット、新道ラーメン、グンオップ プーカオファイ(火山エビ)

↓こちらの動画ではレッドロータス水上マーケットの様子をお伝えしています。
(動画編集が初心者な頃の動画ですので早送りしながら見て頂けると幸いです)

サファリパーク


車に乗ったまま動物園内を周回することが出来、小さいお子様連れのご家族には強くおすすめできる。

こちらの記事でドライブ観光スポットを何箇所かを紹介していますのでご覧ください↓

クルマを購入やレンタルする際の考え方

タイでクルマを購入やレンタルする際の考え方についてをご紹介させて頂きます。

そもそもタイではコンパクトカー(TOYOTA Yaris,Honda Jazz,SUZUKI Swift など)をレンタカーで1ヶ月利用ようとした場合、12,000 – 14,000THBほどで借りることが出来ます。※各レンタカー会社の価格設定によって異なる
日本円で35,000 – 40,000円ほどです。

例えば、車を購入する際に、
70万バーツで購入し、3年間使用し、3年後に
40万バーツで売却出来たとしたら、
車の売買の差額が30万バーツですよね?

そうすると、3年は36ヶ月ですので、

30万バーツ ÷ 36ヶ月 = 8,333 THB / 1ヶ月あたり

で、その車を乗れたことになります。厳密に言うとその間の任意保険やメンテナンス代は掛かりますので、ランニングコストも加味する必要がありますが、日本よりもランニングコストは格安な国ですので、レンタカーよりもお得に乗ることが出来る場合は、購入する方がお得に乗れた!という1つの考え方があると思っています。

ここで特筆すべきは、タイの車の”リセールバリューの高さ”です。タイは日本と比べて売却時に車が高く売れます。日本でも車種によっては(ランドクルーザープラドやアルファードなど)売るときはかなり高値で売ることが出来ますが、タイは人気車種にもよりますが全体的に高値で売ることができますので、そういったポイントを抑えることによって日本よりも全体コストが低い状態で車を維持することができます。

より詳しい中古車相場の記事はこちら↓

タイでの車のランニングコストをご紹介した記事も合わせてお読みください↓

新車,中古車,レンタカーのメリット&デメリット

新車を購入するメリット&デメリット

◯中古車にはない新型の車両に乗ることができる
 ※現状だとTOYOTA カローラクロスなど
◯事故歴や冠水歴のある車などを購入してしまうリスクがない
×新車登録から最初の1年が大きく価値が下落してしまう

中古車を購入するメリット&デメリット

◯売買の差額が小さい
◯車両価格が新車と比べて安価なため初期コストを抑えられる
×車両状態を見れないと事故歴や冠水歴のある車両を購入してしまう可能性がある

長期レンタカーを借りるメリット&デメリット

◯本帰国や生活環境の変化でいつでも返却が可能
◯メンテナンスやトラブルの対応は基本的にサービス料に含まれている
×価格は基本的には購入するよりも割高になる

筆者はタイで6年、日本人の方向けにカーライフのサポートをさせて頂いておりますが、車を購入してから急な本帰国が決まってしまった場合、「値落ちのスピードが早い新車で買うよりも中古車を買っておけば、レンタカーで借りておけば良かった!」という事例や、「こんなにタイの生活が長くなるんだったら長期リースやレンタカーを借りるよりも購入した方が安上がりだった!」という状況を見てきました。

ご自身の生活背景にあった車種を選ぶのももちろん大事なことですが、
「新車で買う」「中古車で買う」「レンタカーを借りる」の選択でもコストパフォーマンスがかわってくるので参考にして頂ければと思います。

タイでは各自動車メーカーさんから色々な車種が販売されており、タイの最大手の中古車検索サイトで「One 2 car」などでどのような車種があるのかを見ることが出来ますし、随時、モーターショーが開催されており、最新の車種の実車をまとめて見ることができる機会もあります。

2020年 バンコク国際モーターショーの様子

新車の購入か中古車の購入かを検討中の方はこちらもご覧ください↓

中古車購入に関して、気をつけた方が良いポイントをまとめています↓

中古車を購入ご検討の方向けにサンプルの在庫を例に相場と購入時のポイントを動画でお伝えしています↓


クルマ購入後のメンテナンスについて

バンコク市内には整備ガレージが多数あります。ドライブ先でも何かトラブルや気になることがあれば、対応可能な店舗となります。エンジンオイルやオイルフィルターの交換やエアコンガスの注入など、定期的にメンテナンスが大切ですが、旅先で整備が必要な時にはメンテナンスや修理が可能な店舗ですのでご紹介します。

・B-Quick
・A.C.T
・Cockpit

上記のショップはタイ全土に店舗があり、オイルやタイヤ交換をはじめ自動車整備機能を持った店舗となります。B-Quickの店舗によっても、A店はエアコンガスの注入はできるが、B店は出来ないなどの違いは発生しますが、基本的には何か困ったことがあれば点検を行うことが出来ます。

もちろん新車ディーラーさんに持ち込むことも可能ですが、新車ディーラーさんの場合は予約で作業時間が確保できない場合がありますので上記の店舗を事前に知っておくと良いです。

こちらはCockpitさん店舗の様子をご紹介している動画です↓

ドライブ後に車体が汚れてしまい洗車したい場合の時のために、バンコク市内 アソークからエカマイ界隈の洗車場を紹介しています↓

まとめ

タイは観光大国として数多くの観光スポットがあり、世界中のトラベラーに愛される国です。もしもタイに住まれる機会がある方は、限られた人生の中での貴重なタイ生活を是非、大満喫してほしいと思っています。筆者の経験上、タイは車があれば旅行やゴルフをはじめとするレジャーの幅が一気に広がります。ランニングコストを加味すると日本よりも安価に車を所有ができる国です。もしもこの記事が、どなたかの、「車を所有してみたい!」「次の旅行はレンタカーを借りて行こう!」など、クルマを使った旅行のきっかけになれば嬉しいです。

タイの情報WEBマガジンのYindeed Magazineにて取り上げて頂いた
こちらの記事では、実際に中古車を売買された方々のリアルな声が書かれています。
是非、ご覧ください。

Yindeedマガジンの記事はこちら

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